起きても頭がボーっと…睡眠慣性とは?

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

朝起きた時頭が全く働かず、ボーっとしていたら二度寝して大変なことに…なんていう経験がある方もいらっしゃるかもしれません。今日のテーマはそんなボーっとしていしまう状態のことを指す、「睡眠慣性」についてです。

睡眠慣性って何?

起きたときにボーっとしてしまう状態=睡眠慣性

睡眠慣性とは、眠りから覚めた際に、眠気が強く残り、頭がボーっとしてしまうことを意味します。「慣性」という言葉は、「慣性の法則」で聞きなじみある方も多いと思います。一応慣性の法則をご説明しますと、」力を加えない限り、静止している物体はそのまま止まり続け、動いている物体はその速度を保ったまま同じ速さでまっすぐ進み続ける」という物理法則のことで、例えば、止まっていた電車やバスが急に動き出すと、中で立っていた人が電車やバスの進行方向とは逆向きに倒れそうになったり、逆に動いていた電車やバスが急ブレーキをかけた際に、中で立っている人が進行方向に倒れそうになる現象は、慣性の法則によるものです。これを、睡眠に当てはめると、身体は起きようとしても、脳がまだ寝ている状態を引きずっている状態となる、ということですね。

深い眠りから起こされたときに生じやすい

この睡眠慣性は、徐波睡眠ともよばれる、深いノンレム睡眠から起こされたときに生じやすくなります。読者の皆さまも、ぐっすり寝ているときに物音などの何かしらの原因によって、起こされたものの、ボーっとしてそのまま二度寝してしまったこともあるのではないかと思います。

睡眠慣性による二度寝を防ぎ、すっきり起きるには

眠りが浅くなったタイミングで起きよう

睡眠慣性を引き起こさないようにする方法は、深い眠りのタイミングではなく、浅くなったタイミングで起きるようにすることです。Sleep Cycle熟睡アラームといった、アラームアプリを利用すれば、設定時刻付近で浅くなったタイミングでアラームが鳴るようにすることができます。なお、アラームを用いる際、スヌーズは利用しないようにしましょう。これは、二度寝してしばらく経過した後は深い睡眠に入りやすいため、睡眠慣性が引き起こされやすくなってしまいます。

なんとしても布団から出る

上述のようなアラームアプリを使えば、ある程度睡眠慣性を引き起こさないようにできますが、これに加えて、ボーっとしないようにするのは、布団から出ることです。横になったままだと、二度寝するリスクが高いためです。布団から出て以降は、カーテンを開け日光を浴び、冷たい水をコップ1杯飲むようにしましょう。朝起きてすべきことについては、「これですっきり?朝の気持ちよい目覚めのための3つの方法」をご参照ください。

昼寝でも注意

睡眠慣性というのは、昼寝から起きた際でも生じ得ます。そのため、昼寝は短時間にとどめ、深い睡眠に入るようにしましょう。適切な仮眠の方法については、記事:仮眠の最適な時間と寝過ごさないコツをお教えします!をご参照ください。

最後に

睡眠慣性を完全になくして、毎日すっきり起きるというのは難しいかもしれませんが、いつもいつも二度寝して朝バタバタする上に頭が冴えないという方は、上記の点に注意してみてはいかがでしょうか。