寝がえりにはどんな意味があるの?

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皆さまが寝ている間に無意識にうっている寝がえり。これにはちゃんとした意味があったのです。本記事では、その寝がえりにどんな意味があるのか、見ていきたいと思います。

寝がえりの意味とは?

意味①:体重による圧力を分散するため

寝がえりには2つの意味があります。1つ目の意味は、体重による圧力を分散するためです。例えば、仰向けでずっと寝ていると、背中やお尻のマットレスとの接触部分に体重がかかり、凝りやすくなったり、痛めやすくなるほか、血流も悪くなってしまいます。もし、慢性的な腰痛がある方は、寝がえりの少なさが原因なのかもしれません。適度な回数の寝がえりを打つことにより、接触面が変わるので、身体の特定部分だけに体重がかかることもなく、また血流も良くなります。

意味②:熱を発散するため

寝がえりの2つ目の意味は、熱を発散するためです。皆さまの中にも、ずっと仰向けで寝ていたために背中に熱が溜まってしまった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。「快眠のカギは体温だった⁉深部体温と睡眠の関係性」で述べた通り、深部体温が下がっていくと寝つきやすいのですが、寝ている間も適度に体温が下がっていく方が途中で起きることなく、ぐっすり眠ることができます。ところが、寝がえりを打たないと、背中に熱が溜まることによって体温も上がり、夜中や朝方の早い時間帯に起きてしまいかねません

適切な寝がえりのやり方とは

頭と肩と腰が同じように回る

適切な寝がえりのやり方というのは、身体がねじれることなく、頭・肩・腰が全て連動して同時に同じ方向を向くことです。身体が一本の円柱でコロコロ転がっているようなイメージです。

横を向いたときに身体が一直線かつマットレスと平行になるように

寝がえりを打つと当然横を向くタイミングがあることになりますが、この横を向いたときに身体の中心線(両目の真ん中・首の真ん中・胸の真ん中・へそ・股間を結んだ線)が一直線かつマットレスの表面と平行になっていると身体への負担が少ないです。もし頭が上がっていたり、下がっていたりと首を痛めやすく、腰が上がっている・下がっていると腰痛になりやすくなってしまいます。

無意識に適切な寝がえりをうつために

身体との接触面が狭いマットレスで寝る

適度に寝がえりを打つためには、何よりもマットレスの反発が重要です。スプリングが悪くなったり、低反発で、身体が沈み込むようなタイプだとマットレスと身体の摩擦が強く、なかなか寝がえりを打てない場合があります。長い間マットレスを変えず、また起きた時に腰などに痛みや凝りを感じることが多い方は、マットレスを買い替えることをお勧めします(参照:「快眠に不可欠!マットレスの選び方2つの観点」)。

パジャマは軽いものを

寝がえりの打ちやすさは寝間着からも影響を受けます。基本的には「なんでもいいわけではない?パジャマ選びに重要な3つのこと」で述べたとおり、軽いものにしましょう。特に冬場は厚手の服で寝がちではありますが、重いと簡単に寝がえりを打つことができません。ちょっとの差に思えるかもしれませんが、着るものも意外と重要な事項の一つです。

掛布団は重くしすぎないように

適度な回数の寝がえりを打つためには掛布団の軽さも重要です。特に冬場の寒い時期は、厚手の毛布や布団をかけたくなり、ついつい重くなってしまいがちですが、掛布団が重いと、当然身体との摩擦が強くなりますので、寝がえりを打ちづらくなってしまいます。やや値が張るかもしれませんが、掛布団は軽くて保温性の高いものを使用するようにしましょう。掛布団の選び方については、「掛布団の選び方とお手入れ」をご参照ください。

最後に

以上、寝がえりの持つ2つの意味をご紹介しました。仰向けに寝て起きた時も仰向けになっていて、しかも腰やお尻に違和感があれば、寝がえりをきちんと打てていないということですので、パジャマを変えたり、マットレスを新調するようにしましょう。