アラームアプリSleepCycleをレビュー

皆さまは、朝起きる際にどういったアラームを使っていますか？置時計、スマホにもともと入っているアラーム、スマートウォッチの機能など、色々あると思います。今回は、アラームアプリとして人気のSleep Cycle alarm clock(以下Sleep Cycle)を使ってみたので、レビューしてみたいと思います！

1 Sleep Cycleとは
2 Sleep Cycleの特徴
3 使ってみた感想
4 最後に

Sleep Cycleとは

Sleep Cycle は、スウェーデンのアプリ開発会社が開発したアラームアプリです。iPhone/iPad/Androidスマホ/Androidタブレットで利用可能です。無料版と有料版(年額\3,000)があります。有料版の機能としては、データの長期保存・長期の傾向分析や世界の睡眠データとの比較や運動したか等の睡眠メモを残せる、といったことができるようになります。

使い方としては、アラーム鳴動時刻を設定し、枕元に置いておけばOKです。電池残量が少ない場合は充電しながら使うことをオススメしますが、ある程度残量があれば、充電ケーブルを差さずに使っても問題ありません。

今回は、思い切って有料版を使ってみました。

Sleep Cycleの特徴

起きやすい時間に起こしてくれる

アラーム時刻設定画面

Sleep Cycleの一つ目の特徴は、設定時刻の何分か前の朝起きやすいタイミングで起こしてくれることです。何分前からかは、自由に設定できます(デフォルトは30分)。例えば7:00に起きようとする場合、6:30～7:00の起きやすいタイミングでアラームが鳴動します。

起きやすいタイミングとは、睡眠が浅くなり、レム睡眠となっているときです。レム睡眠の時に起こされると、頭がある程度稼働した状態なので、比較的すっきり起きられます。逆にノンレム睡眠の時に起こされると頭が休んでいる状態なので、すぐに頭が働かず、ボーっとした状態が続いてしまい、二度寝のリスクが高まります(レム睡眠とノンレム睡眠に関する記事参照）。

睡眠に関するデータを取れる

波形で睡眠の深さが表され、わかりやすい

いびきも検知されている

画像のように、その日の快眠度をグラフで表してくれます。マイクから取得した寝息の音または加速度センサーから取得した睡眠中の動きで判別しているようです。このグラフを見れば、自分がどの程度深く寝られたのか、よくわかります。また有料版では、いびきの音を録音することができます。

睡眠に影響するものがわかる

曜日別の快眠度と睡眠時間が棒グラフでわかる

睡眠にどのようなものが影響しているかわかる（緑が良い影響で赤が悪い影響）

日々のデータが蓄積されていくので、曜日別の睡眠時間や快眠度がわかり、どの曜日が寝やすいのかがわかります。また、有料版では、運動をしたかどうかや、夜食・コーヒー・お茶の摂取有無、ストレスの有無をメモすることができ、これが快眠度に影響があるのかわかります。その他、気圧や月齢との相関関係もあります。

使ってみた感想

起きやすい！

使ってみた際の一つ目の感想としては、やはり起きやすいことです。浅くなったタイミングで起こしてもらえるので、たたき起こされた感もなく、二度寝しにくいように感じました。また、設定時刻に鳴動するときは普通のアラームくらい大きな音量ですが、設定時刻より早く鳴動する場合には、わざと音量を小さくしたり、鳴動時間を短くしてたりしており、すっきり起きやすい工夫がなされているように思います。

いびきの録音は有益

二つ目の感想としては、いびきの録音がなかなか使えるということです。そもそも、一人暮らし等一人で寝ている場合は、自分のいびきの有無がわかりません。気づかぬうちに睡眠時無呼吸症候群になるおそれもあり、日々いびきをしているとわかると寝具を変えようか、病院へ行こうか、などといったことがわかるようになります。

毎晩設定するのはやや面倒かも

これまで良い点ばかりだったので、あえてここはちょっと…という部分を。このアプリは毎晩設定しないと翌朝鳴動しません。つまり、ソファで寝落ちしてしまったような場合等は、アラームが設定されていないので、翌朝鳴動せず、またデータも取得できません。現に私も何回か忘れてしまいました。また、有料版では、アラーム鳴動時刻の設定後も、睡眠メモといった運動の有無等を尋ねるアンケートが挟まり、これを答えないとアラーム設定完了とならないのもやや手間です。睡眠に対して意識の高い方なら続けられそうですが、特に意識の高くない人にはややオーバースペックな感もあります。