その日快眠できるかどうかは、夕方以降の過ごし方で決まります。残業して帰りが遅くなっても、ぐっすり寝られるための注意点をお教えします。
残業中・帰宅中の注意点
帰宅のタイミングでの食事とならないように
残業で帰りが遅くなってしまう場合であっても、夕食はできる限り早めにとっておくことが望ましいです。帰り道に外食したり、帰宅後に食事をするのではなく、21時までには摂りましょう。もし、夕食を摂っている時間がなかった場合、空腹のままでも快眠できないので、軽いものを食べましょう。おかゆや固形の具材が入っていないスープ、ヨーグルトといったものがオススメです。残業が終わってお腹すいたしガッツリ食べたい!といった気持ちもわからなくはないですが、消化のために胃腸が動いたままとなるため、眠りが浅くなってしまいます。また、胃に食物がある状態で横になると、逆流性食道炎の原因にもなるので、やめておいたほうがよいです。
カフェイン飲料は徹夜の場合のみ
夜遅くまで頑張るぞ!という場合にブラックコーヒーや、レッドブルや眠眠打破といったエナジードリンクなどのカフェイン飲料を飲もうとする方もいらっしゃるかもしれませんが、徹夜となる場合を除き、飲まないようにしておきましょう。いざ仕事が終わって帰れるというタイミングで寝られなくなってしまいます。どうしても眠くなった場合は、帰って寝て朝早めに起きてやる方がよいですが、朝ではなく夜中にやらなければならないのであれば、ガムを噛んだり、顔を冷水で洗ったりしたりして、睡魔を乗り切りましょう。
電車内で寝ない
疲れて帰るために、眠くなってしまうのはわかりますが、帰りの電車やバスの中では寝ないようにしましょう。脳内の睡眠欲求が無駄に消費され、寝つきが悪くなってしまいます。立ったままでいるなどして、寝ないようにしておきましょう。終電で寝過ごすリスクがなくなるとともに、帰宅後のベッドでよりぐっすり寝られるようになります。
帰宅後の注意点
最低限パジャマには着替えよう
自宅に着いてそのままバタッといってしまいたいところですが、パジャマには着替えましょう。スーツのまま寝てしまうと、ベルト等の締め付けによって血流が悪くなったり、通気性が悪くて熱がこもったりするために、夜中に起きてしまったり睡眠が浅くなる原因になってしまいます。帰ってから準備するのが面倒な方は、朝、家を出る前に、パジャマを準備しておくのもアリです。
ベッドで寝よう
ソファなどに座ってそのまま寝てしまう、というのもありがちですが、何としてもベッドまではたどり着きましょう。座ったまま寝ると、睡眠が深くならず、疲労が取れません。また、ソファやカーペットの上など、マットレス・布団以外の場所で寝ると首や腰などを痛めてしまいます。
睡眠時間は確保しよう
土日の寝だめはさほど意味がない
残業続きな方にありがちなのは、平日の睡眠時間を削って、土日に寝だめするというパターンですが、できる限り寝だめは避けましょう。平日に溜まった睡眠負債の解消に寝だめでは不十分です。「90分単位はベストじゃない?最適な睡眠時間とは?」で紹介したとおり、自分の最適な睡眠時間を探ってみたのち、土日も含めて、毎日ほぼ同じ睡眠時間となるようにしましょう。
どうしても生活リズムを変えられないようであれば抜本的改善を
平日の睡眠時間を削って、土日に寝だめする生活を脱却できないようであれば、抜本的改善をした方が身体のためです。
最後に
以上、残業してもよく眠るための夕方以降の過ごし方でした。遅くまで残業する場合は、疲れはてて、ついつい帰宅後即寝落ちしてしまうかもしれませんが、本記事を頭の片隅にいれておいて、少しでも翌日の疲労感を軽減できれば幸いです。
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