会社員にありがちなのが新幹線での日帰り出張。いつもより朝早く出たり、長い移動があったりで、なかなか疲れがたまりがちなもの。今回は、翌日に少しでも疲労を残さないための、往復の新幹線内での過ごし方をお教えします。
帰りの新幹線内は寝ないように
夜の仮眠は眠気の無駄遣い
日帰り出張から帰る際に重要なことは、できる限り、帰りの新幹線内で寝ないことです。これは、日中溜まって来ていた眠気を使ってしまい、帰宅後いざベッドで寝ようとしても寝られなくなってしまうためです。帰宅後しっかり寝られないと、出張の疲れを翌日に持ち越してしまうことになります。
座りながら寝ても深い眠りに入らない
人間は横にならないと、徐波睡眠と呼ばれる深い眠りに入りません。したがって、新幹線のような、座って寝るような場合は、深い眠りに入りません。これだと睡眠による疲労回復効果は望めず、ただ眠気だけ解消された形になってしまい、帰宅後、夜寝られなくなってしまうので疲労が回復しません。
寝ないようにするために
寝ないようにするためには、お酒を飲むことは、翌日休みの場合を除き、NGです。また、リクライニングもほとんど倒さないようにしましょう。新幹線内の数時間が暇、ということであれば、その日の出張を踏まえた作業をしたり、本や雑誌を読むなどして過ごすようにしましょう。なお、PC作業をする場合、強い光はメラトニンの分泌を下げ、帰宅後にいざ寝ようというときに寝られなくなるので、ブルーライトを抑制する眼鏡をするなどした方がよいです。
どうしても眠い場合は数十分にとどめる
ここまで寝ないようにとアピールしてきましたが、無理に起きようとコーヒー等を飲んでしまうと、それはそれで、帰宅後の睡眠を阻害されるので、その場合はいっそ寝てしまった方がよいです。ただし、2,30分程度にとどめるようにして、アラームをきちんとかけましょう。ごく短時間であれば、夜への悪影響を最小限にとどめることができます。とはいえ、あくまで最終手段ということだけは認識しておいてください。
行きの新幹線では寝ても良い
1時間程度寝ても良い
これまで帰りの新幹線の話をしてきましたが、行きの新幹線では、寝ても構いません。午前中の移動であれば、むしろ1時間程度寝ておいた方が、帰りの新幹線内で眠くなる可能性が下がるので、オススメです。リクライニングを後ろの方に迷惑にならない程度に倒し、寝てしまいましょう。
一番後ろの席なら気兼ねなく倒せる
自由に席を取れる場合、行きの新幹線では、一番後ろの席を取るのもオススメです。これは後ろを気にせず、リクライニングを倒すことができるためです。
最後に
以上、日帰り出張の際の、往復の新幹線での過ごし方をご紹介しました。近いうちに出張がある方は、実践してみてはいかがでしょうか。