皆さまの寝室にあるベッドや敷布団。位置にこだわっていますか?意外と快眠にかかわってくるベッドの位置について、今回はご説明します。
ベッドの位置の決め方
部屋の入口からは遠く
まずは、部屋の入口付近は避けましょう。部屋の入り口付近にあると、心理的に落ち着かなくなるので、避けるのが望ましいです。また、枕の位置も、入口が視界に入らないようにしましょう。もし、ドアが視界に入らないようなところがあれば、そこに枕を置けるような配置にしてください。
エアコンの風が直接当たらないように
エアコンの風が直接当たらない位置にしましょう。これは、体温が必要以上に下がりすぎてしまうためです。寝入り始めた時はまだ体温がある程度高いのですが、深い眠りに入っていくにつれ、体温が下がっていくとともに、寝汗を書くので、そのままエアコンの風が直接当たると、さらに体温が下がってしまいます。では暖房なら大丈夫か、というとそうでもありません。顔にあたっていると喉が乾燥しやすくなり、風邪をひきやすくなってしまいますし、暑くなりすぎて掛布団をいつのまにか剥いでしまい、さらにタイマーなどにより暖房が切れると、上述のような状態と同じような事態になってしまいます。
壁や窓からは少し離そう
壁や窓から5cm~10cm程度離しましょう。これは、主に通気性を確保しておくことでマットレスや掛布団のカビの繁殖などを避けるためです。壁については隣の部屋や廊下の物音が聞こえづらくなること、窓については冬などに外気の影響で寒くなりすぎるのを防ぐことも目的として含まれます。また、スペースがあることで、多少掃除しやすくなるので、より清潔感を保ちやすくなると思われます(清潔に保つ方法についてっは、「ぐっすり寝たければ寝室を清潔に保とう!」をご参照ください)。
あとは機能性を考えて
上述の3点を考慮した後では、動きやすさや収納スペース等、機能性を考えて決めればOKです。また、北枕を避けたいという方は、枕の位置も考えて、決めるようにしましょう。今回はぐっすり眠ることを目的としているので触れていませんが、風水的な観点を入れて決めても良いでしょう。
動かせないよ!という方へ
枕の位置だけでも変えよう
もうベッドの位置は決まってしまっていて、場所を変えるには他の家具の場所も変えなきゃいけないから無理!という方は、枕の位置だけでも変えましょう。ドアから遠くて視界に入らず、また、エアコンの風が顔に当たらない方に置くだけでも多少違いがあります。
エアコンの風向きは部屋の上向きに
エアコンについては、風向きを調整できるものもあると思いますので、そういったタイプのエアコンで、冷房を使う場合、部屋の上部に風が行くように設定してください。そうすれば、直接風が当たらないですし、部屋全体が涼しくなります。ただし、暖房の場合は、熱が部屋上部にこもってしまうので、避けた方がよいです。暖房はつけず、お風呂などでしっかり温まってから、布団に入るようにしましょう(最適な入浴方法については、「これでぐっすり!睡眠の質を高める入浴方法・タイミングとは?」をご参照ください)。また、湯たんぽや電気毛布などを使ってもよいです。ただし、暑くなりすぎて、掛布団を外すほどにならないよう、ご注意ください。
最後に
以上、意外と大事なベッドの位置でした。もし、引っ越しや模様替えのある方は、ぜひ上述の内容を念頭に置いて、配置を決めるようにしてください。
売り上げランキング: 542