不眠の原因にもなりうる、“むずむず脚症候群”ことレストレスレッグス症候群とは?

むずむず脚

突然脚がむずむずするような、何とも言えない感覚に陥ったことのある方はいらっしゃるでしょうか?その症状、レストレスレッグス症候群かもしれません。本記事では、そんなレストレスレッグス症候群について、ご説明します。

レストレスレッグス症候群とは

別名はむずむず脚症候群

レストレスレッグス(restless legs)症候群とは、突然片脚または両脚が、何とも言えない不快感に襲われる病気です。“restless”とは、「絶え間なく」といった意味ですが、そんな脚の状態から「むずむず脚症候群」とも呼ばれます。次の章で紹介する、症状の4つの特徴がすべてあてはまると、レストレスレッグス症候群と診断される可能性が高いです。

女性の発症者の方がやや多い

レストレスレッグス症候群を発症している人は、軽度のものも含めて人口の4%程度、重度に限ると1%程度と言われています。男性と女性では、女性の方が1.5倍ほど多いです。

 

症状の4つの特徴

脚の深い部分に不快感が生じる

1つ目の特徴は、脚の表皮に近いところではなく、内部の深いところに不快感が生じることです。内部の深いところというのは、骨付近や筋肉の奥のような部分です。両脚に生じることが多いですが、片脚だけに生じることもあります。

脚をじっとさせることができなくなる

2つ目の特徴は、生じた不快感により、脚をじっとさせておくことができなくなってしまうことです。貧乏ゆすりのように小刻みに脚を動かしてしまうようになります。

さすったり、マッサージすると不快感が軽減またはなくなる

3つ目の特徴は、さすったり、歩いたり、たたいたり、マッサージをすると、不快感が軽減することです。さらに、こういった脚を動かす行為を止めるとすぐ再発します。

夕方から夜にかけて発症することが多い

4つ目の特徴は、夕方から夜にかけて発症することが多いことです。特に寝ようとして横になったときに発症することも多く、その場合、なかなか寝付けず、不眠の原因にもなりえます

 

原因と考えられるもの

特発性

これといった特定の原因がないものです。思い当たるものがない場合の多くは遺伝によるもので、40代ごろから発症するようになります。遺伝なので、両親や祖父母も発症経験がある場合が多いです。

二次性

以下のような身体の状態・行動により発症することが多いです。

・鉄分不足

・貧血

・妊娠

・腎臓病(透析が必要になるもの)

・リウマチ

・抗うつ薬や向精神薬の服用

・カフェインやアルコール、ニコチンの摂取

上記のようなことが原因で、神経伝達物質ドーパミンが不足したり、きちんと作用しなくなったことによって発症するという説が現在有力です。

 

対処法

鉄分を補給する

上記のように、鉄分不足が原因となっている場合がありますので、貧血を起こすなど、鉄分不足に心当たりのある方は、鉄分を補給してみましょう。レバーなどの内臓肉や緑の野菜(ブロッコリーやホウレンソウ、ニラなど)に多く含まれていますし、サプリメントで補給するのもよいです。

カフェイン飲料やお酒を飲まず、禁煙もする

カフェインやアルコール、ニコチンなども原因となるので、こういったものを摂取しないようにしましょう。禁酒、禁煙、禁カフェインをすることで、緩和する場合もあります。

病院へ

鉄分不足やカフェインなどの摂取に心当たりがない、または、対処法を行ったにもかかわらず治らない、といった場合は、病院へ行きましょう。睡眠外来か神経科が望ましいです。

 

最後に

以上、レストレスレッグス症候群についてでした。ひどくなると不眠の原因にもなりますので、症状の特徴に心当たりがあれば、早急に治した方がよいと思います。